自分が使いたいものを作ろう
MBAをやっていると、よくこういう話になります。
「この製品のターゲットは・・・?」
「顧客のKBF(Key Buying Factor)は・・?」
などなど・・非常に好戦的ですねぇ(^-^;
クラスでやることはあくまでクラスであって本業ではないのですが、
ここで重要なことは「自分ではない誰か」をターゲットにしていることです。
さて、これはWebサービスにおいても同じことが言えるのでしょうか?
ポイントは、自分が使わない製品をなぜ他人が使うと考えるのか? です。
マツダを救った新型デミオの「STP」しないマーケティングって?|R30::リローデッド|川上慎市郎|cakes(ケイクス)
この記事にあるとおり、セグメントやターゲティングが意味をなさない時代が到来しているように感じます。
いわゆる教科書的なマーケティングではないものが生まれている。
それは、「○○さんが使ってくれるサービス」もしくは「自分だったら絶対使うサービス」を作ること。
誰だかよくわからないとある属性のだれか
ではなく
特定のだれか、もしくは自分が使うサービス
を作るべきです。
自分が使うイメージがわかないものは他人もわかないのでは?ということです。
特定の誰かをファンとして掴み、そこから広げていく。これが正しいサービスの広め方のように思えます。
たとえばグノシーは、最初「自分の興味にあったニュースをお届け」するサービスでしたが、だんだん普通のニュースキュレーションサービスになった気がします。
この場合、最初少数の人(アーリーアダプターというのか?)に刺さるサービスを作りながら、スケールさせるためにその路線を薄める方向に進化させたと考えられます。(違ったらごめんなさい)
最初に特定の誰かに使ってもらう→対象を広げていく、です。
とりあえず何が言いたいかというと、Webサービスを作る人はもっとわがままでいいんじゃないか。
自分が使いたいサービスを貪欲に作っていけばいいんじゃないか。
そんなことを考えています。