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しおじのブログ

渋谷のベンチャーで経営企画担当 → マニラで人事(みたいなこと)

精神が不調な人はブレーキから壊れていくという話

今でも時折思い出す人がいる。仮にAさんとしておこう。
僕の記憶が正しければ、そのAさんと僕はエンジニアとして2008年から2009年頃一緒に働いていた。


Aさんは確か30代後半、僕はぺーぺーの新卒だった。
その方はかなり珍しいWindowsのソフトウェアを作れる方でかなり色々勉強させていただいた。


Aさんは鬱病から復帰して僕のところに来た人だった。
時折朝来なかったりすることを除けば普通であった。
テストケースを作るのがとてもうまく、そこまで考えているのかとびっくりした記憶がある。
(そういえば、それから数年経ったけど今でも全然追いついてないな)


Aさんは、数ヶ月一緒に仕事をしたあとまた休みがちになった。
基本的に朝来なかった。朝来ずそのまま休むことが増えた。
僕が質問したいときにいてくれず、ちょっとイライラしたこともあった。


数ヶ月後、Aさんにはドクターストップがかかった。とても復帰したがっていたが、認められずそのまま退職となってしまった。


「俺は復帰したかったんだけど、医者が止めてさぁ。」とAさん言い残した。もう一つ言われたことがあるが、それは後述。

Aさんはその後北海道に移り住んだと聞いている。今何をしているのか全く分からないが元気で暮らしていて欲しいと思う。




Aさんを見て学んだことが、
「精神が不調になるとアクセルではなくブレーキから壊れていく」
ということだ。


似た話をTwitterで見たと思うが、自分もまさに同意見。


心はアクセルとブレーキでできている。
あれをやりたい!と思って行動するのはアクセル、これを言うのはやめておこうとか思うのはブレーキである。


Aさんや他の人を見てきた経験上、また自分の経験上アクセルはそう壊れない。
しかし、ブレーキにかかる負荷は蓄積されてなかなかとれない頑固な汚れみたいなもので、なかなかゼロクリアにならない。


Aさんも口ではやる気があるように見えた。しかし手元は震えているし、そもそも会社に来ることが本当につらそうだった。


その観点からすると、やはり心のブレーキが壊れるというのが精神不調の第一症状なのだと思う。


発言がいつもとおかしい
基本的なことが守れなくなる
行動が不審になる

などが起き始めたら、全力で守ってあげてほしい。


悲惨なことになってからでは遅い。
また、そもそもブレーキが壊れているので、自分でそれを止めるのが難しくなっている。


その人のためにも少しの時間物理的に離してあげるべきだ。重症でなければそれだけで回復することがあると思う。


自分はなにか大きなことができるとは思わないけど、そういう心がけだけは忘れないようにしたい。



ちなみに、その方からもう一つかけられた言葉だが....
「お前はたぶん鬱病になるから自分でブレーキをかけろ。仕事より自分の生活が大事だ。」
だった。

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追記
最後の言葉は実際にはこんなに強い表現ではなかったかも。
「性格的にそうなりやすそうに見えるから自分でブレーキかけることを進める」くらいなかんじだった気がします。
少なくとも僕はそう受け止めてるってことを追記しておきます。