しおじのブログ

マニラ在住のアルディージャサポーター

「グローバル人材」に必要な条件を挙げてくださいと言われたら何と答えますか?

 

タイトルを質問からはじめてみましたが、「グローバル人材」に必要なものは何でしょうか?

 

今日はそんな感じの話。

 

 

 

経済産業省には『グローバル人材育成委員会』っていうのがあったそうです。すごいな・・

 

グローバル人材育成委員会(METI/経済産業省)

 

この中で、グローバル人材の定義として下記がうたわれてます。

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グローバル化が進展している世界の中で、主体的に物事を考え、多様なバ ックグラウンドをもつ同僚、取引先、顧客等に自分の考えを分かりやすく伝 え、文化的・歴史的なバックグラウンドに由来する価値観や特性の差異を乗 り越えて、相手の立場に立って互いを理解し、更にはそうした差異からそれ ぞれの強みを引き出して活用し、相乗効果を生み出して、新しい価値を生み 出すことができる人材。

==

(参考:産学人材パートナーシップ グローバル人材育成委員会報告書)

 

ながいよw

 

でも、ここのポイントは「語学」について何も触れてないところかと。この点は結構見逃せないポイントかなーと思ってます。

(文科省じゃなくて経産省だからともいえるけど・・)

 

グローバル人材といえば、「=英語力」といわれることがよくありますが、

僕はちょっと(いや、かなり)違うと思っています。

前からずっと思ってたんですが、ここ1~2か月くらいで確信に近いくらいになってきました。

 

 

ちょっと架空の例を作ってみます。

例えば、あなたが管理職的な立場で外国で働いていて、ある社員がよく遅刻してくるとする。そんなに大きな遅刻ではないが、15~30分くらい毎日遅れてくる。

 

もし、グローバル=英語力だとしたら、「なんで遅れてるの?」って英語で言えて、答えを理解して、「遅れてくるなよ!」っていうことが『グローバル』だといえるけど、それって意味あるだろうか?

 

たしかに、「なんで遅れてるの?」って聞けることは重要だと思う。

なぜなら、そもそもそれが聞けないと話にならないから。

 

でも、しゃべれるかどうかなんて空気のような話であって、必要条件ではあるんだけど、あたり前すぎて条件にあがらない。

 

では、何が必要条件にあたるか?

 

 

先ほどの質問の場合、日本でも「電車が遅れたの?」とか、「体調悪いの?」とか聞くはず。

 

つまり、「電車が遅れる(かもしれない)」といった背景知識が必要だし、

そもそもなぜ遅刻が発生するのかを考える必要もあるかもしれない。

(たとえば、実は職場環境がよくなくて会社にいきたくないのかも、とか。)

 

その上で時間を守って出社してほしいと伝えなければならない。

(実際は伝えるだけではだめで人の行動を変えないといけない) 

 

 

冒頭の経済産業省的グローバル人材の定義というのはそういうことなのだと思う。

 

つまり、英語が話せることだけでは、グローバル人材かの判断はできないということ。

じゃあ、どんな条件があれば十分なのか?

 

 

最近思ってる、海外で働くため(グローバル人材??)の条件はこちら。 

気合いと体力 (=当事者意識と高いエネルギーレベル)

問題解決能力 / 問題発見能力

解決策を伝える力    (英語力が含まれる)

 

 

まず、「気合いと体力」は超大事。

やはり母国語ではないもので、母国の文化とは違う人と物事を進めていくので、母国語で同じことをやろうとするよりもずっとパワーがかかります。

 

母国語なみに成果を出そうと思ったら、日本で働くよりも高いエネルギーレベルが必要です。

 

また、こういった状況の中で当事者意識を発揮するというのはエネルギーレベルが高くないとやっていけません。

エネルギーレベルは元気がないと出てこないので、自動的に「体力」という条件が加わります。

 

これがベース。

 

 

最も重要なのは、問題解決力・・でもなく問題発見能力

 

今なにが問題かをきちんと英語で(か現地語で)理解するということが重要なわけです。

なぜなら、問題を解決するには、そもそも何が問題かを発見して適切に分解できないといけないから。

 

と考えると、クリティカルシンキングはよくできた仕組みだなあと思うわけです。

 

 

そして、最後に「伝える力」です。

 

「伝える力」には2つあって、1つは言語的な力、もう一つが伝え方。

1つ目は単純に英語や現地語の力のこと。

2つ目は考えた解決策を相手が理解し、動いてもらえるように伝える方法のこと。

 

さきほどの遅刻する例で考えると、「なぜ遅れたのか?会社は遅れずに時間通りに来るものだ」と言ってもしょうがないわけです。

 

なぜ遅れたのかを洗い出し、可能性を狭め、本人に行動を改めてもらえるような伝え方で伝え、実際に行動を変えてもらう。

これがあるべき姿だと思っています。

 

 

よって、冒頭の質問に僕なりに答えると

グローバル人材に必要なのは「気合いと体力」「問題発見能力」「解決先を伝える力」と答えると思います。

 

まあ、英語力(もしくは現地の言葉)をマスターしておくのは必要条件未満といいましたが、結局絶対的に必要なのですが。

 

ちなみにここまで書いておいて難ですが、僕はグローバル人材とかいう言葉が嫌いです。

 

そんな言葉がなくなるくらいに日本国内と海外とをフラットに見ることが当たり前な世の中にしたいと思っています。

 

というわけで、僕のパーソナルミッションの1つに「グローバル人材とかいう言葉を失くすこと」が最近追加されたので、この記事を書いてみました。

 

ではでは。