問題をすりかえない
今日は「問題のすりかえ」について。
よくある話として、「○○人は××」という決め打ちのような言い方があるかと思います。
異文化において、(例えば)「ここの人の働き方はルーズで時間を守らないんだよね」ということを言ってしまうことがあります。
でも、同じ国でいくつかのケースを観察すると、「仕方がない」と思っていたことが実は個別事情の問題で、本当はその国全体の問題ではなかったというケースはよくある。
もしくは、その国全体の問題なんだけど、ある対処をすることによってその問題の発生を防げているケースが存在する。
ここでいえば、ちゃんと時間を守っているケースとそうでもないケースの両方が存在するというような感じ。
日本でも大企業とスタートアップの働き方はかなり違うので、大企業だけ見て「日本の働き方は官僚的だ」と結論付けるのはかなりミスリーディングだけど、それと変わらないのではないかと。
何がいいたいかというと、問題をすり替えて思考停止するのではなく、どうやったらできるのかを考えて実行することが駐在者のやるべきことではないか、と思うわけです。