勇者の時代
子どもの頃、最もやりこんだゲームはなんでしたか?
僕の場合はたぶん「ドラクエ3」だったかなと。
飽きっぽいせいかRPGって子どものころあまりやらなかったんだけど、これだけはハマった。
最近スマートフォン向けに発売されてたので、改めてやってみたんだけど、やっぱり超面白いなと思いました。
さて、今日はドラクエシリーズの主人公、「勇者」について。
ドラクエ3は
勇者
戦士
僧侶
魔法使い
という4つの職業がいて、主人公の勇者が仲間を作り、一緒にレベルを上げていく。
(まあ、他にもいるけど。遊び人とか・・)
勇者はある程度力もあるし、魔法も使えるし、回復の呪文も使える。
でも、なんか中途半端。いってみればスペシャリストではなくゼネラリストっぽい。
一方、残りの3つは完全にスペシャリスト。
一見、他と比べると器用貧乏のようにも見えるけど、勇者が持ってる唯一の違いは、「どこに行くか、どう戦うかを決めている」という点かと。
敵とどう戦うかは基本的にはプレーヤー(=勇者)が決め、指示を出す。スペシャリストたちはその中で最大限の力を発揮してチームに貢献する。
この構図って「プロダクトを作る過程」と一緒だなと思っています。
最近、注目を集めている、「プロダクトマネージャー」という職業。
なんだかつかみどころがない職業ではありますが、僕はこれを「ドラクエにおける勇者」と考えています。
【プロダクトマネージャーの構成要因】
・プロダクト全体の方向性を考え、自分で決めて、推進できる。
・やったことがある経験から、スペシャリストの人たちと会話ができる
(=やってることを理解できる)
・スペシャリストたちと仕事をし、チームの方向性を決められる。
【勇者の構成要因】
・当事者意識があり、やりたい方向性を持っている。
・ある程度なんでもできる(でもスペシャリストほどではない)・チームを率いれる
似てます・・よね。たぶん。
これまでは、ITエンジニアなどのスペシャリストが重要といわれてきましたが、
今後は、サービス・プロダクトの方向性を指し示すことができ、推進し、責任をとることができる人の重要性も高まってくると思っています。
(そして、それができるレベルに達している人はなかなかいないのが現状)
なぜなら、
・システムの理解
・マーケティング・営業の理解
・PLの理解
・その他、その業種特有の事情への理解(たとえば、フリマアプリなら物流とか)
を同時にある程度のレベルまで兼ね備えている人ってそう多くはいないからです。
というわけで、「勇者の時代」がやってくるというのが今日の結論です。
んで、そんなことを思ってたら、2週間前に記事になってました・・
遅かった・・。