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しおじのブログ

渋谷のベンチャーで経営企画担当 → マニラで人事(みたいなこと)

海外駐在時のストレスにどう対処するべきか?

海外駐在 メンタルヘルス グローバル人材


今日は自分自身の経験といろいろ調べた結果から、駐在員として海外で働く人のストレスとその対処法について書いてみたいと思います。


※なので、基本的には「私見」とそこに引用が混ざる記事になっています。というのも、僕はその方面の専門家ではありません。悪しからずご了承ください。

 

まずは、なぜこれを書いているかをはっきりさせておきたいと思います。

 

海外では「ストレスにどう対処するか」という厄介な問題がつきまといます。

それに関する記事はないこともないのですが、実際に現役で海外にいる人が意見を述べている記事をほとんど見かけることがありませんでした。

ならば、興味を寄せている自分が書いておくべきではと思いました。

 

ストレスについては、自分も今まさになんとか対処しているのですが、今後同じような悩みを抱える人の一助になれればとの思いでまとめて書いてみたいと思います。

 

ストレス耐性の重要性 

 

まずはじめに、海外で働くうえで必要な能力は何でしょうか?

 

語学力?

 

残念、どうやら違うみたいです。

 

グローバル時代の上手な採用:海外駐在員に求められるビジネススキル(1):グローバル採用 - コラム | 月刊総務オンライン

 

上記サイトによると、

1位は「適応力・柔軟性・精神力(ストレス耐性)」。2位は「対話力・ディベート力・交渉力」、第3位は「専門分野の専門性・技術力・問題解決力」となっていて、語学力は第6位だそうです。

 

この順位は 非常に興味深いので、別のテーマでも書いてみたいのですが、ストレス耐性や適応力がTOPに来ているのは注目するべきことです。

 

それだけ、いかに現地に適応できるか、ストレス因子を排除できるかというのは海外で日本企業の駐在員として働く人には重要なポイントとなるのでしょう。

 

 

何がストレスの原因なのか?

では、どのような要素がストレス因子として考えられるのでしょうか? 

海外で駐在として働くケースにおいては、以下のようなことがストレス因子としてあげられそうです。

  

オンの時間に現れるストレス因子

 - 日本のときよりも大きくなりがちな職務範囲

 - 新しい職務内容

 - 日本と異なる職場のルール

 - 日本と現地の板挟み

    - 異文化環境でのマネジメント

 - 言葉が通じないストレス

 - 現地語が話せないことで感じる疎外感

 - 商習慣・ビジネスルールの違い

    - 時差が引き起こす長時間勤務

オフの時間に現れるストレス因子 

 - 食事が合わない

 - 気候が違う

 - 日本と異なる生活習慣

    - 家族が適応できるか

    - (娯楽がなく)なにもやることがない

 

1つ目が日本と海外での習慣の違いなど、海外だからこその違いがあります。これはオンにもオフにも現れます。

 

もう1つが、オンのみのもので、職務に関するもの。日本でやっていたことと違うこと、広い範囲のこと、より高い職位でやるといったことがありえます。

  

どれも重要なのですが、「板挟み」についてのみ言及しておきたいと思います。

下記のサイトから引用させていただきます。

見えない病、働けなくなった駐在員 - 失敗から学ぶ海外人事

 

--引用はじめ--

 海外駐在員が感じやすいストレスとその対処法について

 

「慣れない異国の地」で、日本側の様々な要求事項を、言語・文化・習慣・就労意識・ビジネスの思考形態の全く異なる現地スタッフに説明して、納得させて、日本と同様の成果・効果・結果を出すのは、並大抵なことではありません。

 

生来、話好きな私自身、海外赴任してから半年間ぐらいは、無口になりました。
現地の事情が分からない日本側と、なかなか言うこと聞いてくれない現地との狭間で、板ばさみになってしまうのです。

 

この、「板ばさみストレス」が、私にとって、もっとも辛く感じることでした。

--引用終わり--

 

これ、あるあるですね。

当然、どういう形式の駐在かによって全く状況は異なるので、一まとめにすることは難しいのですが、一般的にはかなりあるのではないでしょうか。

 

いわゆる、「OKY=お前ここへきてやってみろ」 という言葉もここから生まれています。個人的にはとてもよく理解できます。

 

 

僕が感じたストレス・気持ちの変化

あくまで僕の実体験ですが、僕はこんなことを感じていました。

 ~最初の2か月:

  慣れる・日常生活を整えることだけで精一杯状態

  日々緊張が取れない状態

  一方、新鮮さはある。

3~5か月:
  慣れてきて、新鮮さがなくなる。

  いい点悪い点両方が見えてくる。

  このころから疲労がたまりやすくなり、体調を壊し始める。

6~9か月:

  単調なルーティンの繰り返しに飽きが出始める。

       誰からも理解されない孤独感が募り始める。

  将来に対して不安が芽生え始める。

 

上記はあくまで僕の例ですが、こんな例もあるようです。

半年前後というのが注意しておくべきポイントだなぁと思います。

 

なぜ中国駐在1年内に 「心の危機」が起きるのか : プレジデント(プレジデント社)

--引用はじめ--

最初の数カ月は中国社会に新鮮な驚きをおぼえ、興奮し、緊張しているが、生活に慣れていくうちに、だんだん中国社会のマイナス面が見えてきて、中国人社員とのコミュニケーションの取り方に悩み始める。

最初は気にならなかった食や水、気候、住環境の違いもストレスとなり、気分がイライラし、不眠や下痢が続くといった身体上の変化が起きてくる。

たいていの人は1年を過ぎると安定してくるが、適応障害や急性ストレス症候群になるケースの8割は駐在1年以内だ

--引用おわり--

 

いずれにせよ、半年くらいのタイミングはいいところも悪いところも見えてしまい、「こんなはずじゃなかった」と思ってしまいがちなタイミングのようです。

 

 

対策

では、対策です。抽象度が高い対策で申し訳ないのですが、以下を挙げておきたいと思います。 

 

精神面

 1:話し相手を作る

   本音で話ができるというだけでストレスをマネージメントしやすい。

   家族がいるなら家族がベスト。

 

 2:考えてもしょうがないことはしょうがないと割り切り、変えられることに集中する。

  他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。


 3:相手に期待しない

  日本人・現地人両方に対してあまり期待しすぎないことが重要。

 

 4:「こうあるべき」という思考をなるべくやめる。

 

体力面
 1:体を鍛える。

  ジムに行くと気分が晴れたりするため。


 2:十分な睡眠時間を確保する。


 3:酒に頼りすぎない。

  とくに寝る前に酒を飲む量が増えると危険。

その他 
 1:日本での生活習慣を一気に変えすぎない。

  新しいことを一気に始めようと思わず、徐々にやる。


 2:(日本食があるところなら)日本食を食べるなど、食の不安を解消させる。

 

 

ただ、あえて厳しいことを言うと、自分のことは自分で解決するという意識が必要だと思います。

そういうことを乗り越える経験もその人を成長させることにつながるからです。

 

とはいえ・・

もしこれを読んでいるあなたに不眠・不安・憂鬱な気分・アルコールの量が増える等がある場合、絶対に無理しないでください。

 

専門家に相談する、一時的に日本に帰る等の対応を考えてください。

 

 

周囲の方へ

もし、上記のような症状が現れているようでしたら、ぜひ止めてあげてください。

詳しくは、こちらをご参照ください。

 

shiog.hatenablog.com

 

また、企業側がサポートする仕組みをぜひ構築してあげてください。

 ストレスチェックが義務付けされた今だからこそお願いしたいものです。

  

 

いずれにせよ、人生でそう何回もあるわけではない機会ですので、トラップにはまらずなんとかよい経験にできるようにお互い頑張りましょう。