しおじのブログ

サッカーと旅行が好きな会社員のブログ

ANAはマニラ-成田線を1往復増やすべき!

 

この前、アメリカ(ニューヨーク)に旅行していたフィリピン人のスタッフとランチをしていたのですが、「ニューヨークってマニラからどう行くの?」(直行便あるの?)っていう話になりました。

 

で、答えとしては、「香港経由(キャセイパシフィック)」とのこと。

たまに成田経由もあるけど~的な感じ。

 

フィリピンだと「香港経由」の存在感って大きいんですよね。

 

キャセイパシフィックのマニラ-香港はこんな感じ。

 

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 (キャセイパシフィックのWebサイトのキャプチャ。検索日に意味はありません)

 

1日6往復!(復路はコードシェア便も混じってるから見切れてる・・)

6往復って東京-高松@ANAと同じですよ!(ってすごさが伝わりづらいか・・)

 

一方、日本代表?ということで、ANAはこちら

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(ANAのWebサイトのキャプチャ)

今適当に調べた検索結果です。 1日2往復ですね。

 

ANAの羽田-マニラと成田-マニラを両方とも頻繁に利用している者として、両者の客層は全然違うのに驚きます。

日本人:外国人比率が7:3(羽田)・3:7(成田)みたいになっている。

しかも、最近成田の方が高い!羽田-マニラの方が安く買えることが増えてる気がする。

 

これは明らかに訪日の外国人だけでは説明がつかず、東南アジア-アメリカ間のお客さんが乗っているっていうことだと思うんですよね。

 

この、東南アジア-アメリカ間をもっともつかんでいるのがキャセイなのではないかと。

この便数の差はANAとキャセイのアメリカ方面-フィリピンのお客さんを獲得できているかどうかの差ではないかと。

(香港に住んでいるフィリピン人の数というのと、ヨーロッパ中国など他方面の乗り継ぎ客も取れるという面もあるけど。)

 

ANAは「首都圏デュアルハブ」という構想を掲げているわけだし、もっと成田経由米国行きにフィリピンからの搭乗者を乗せられるのではないかと!

 

www.anahd.co.jp

 

具体的には深夜1時マニラ発朝6時半成田着→午前中のニューヨーク便とかヒューストン便とかありえると思うんですけど、どうですかね、ANAさん。

 

グロービス経営大学院卒業にあたって

 
2013年から単科生として1年間、大学院生として2年間過ごしてきたグロービス経営大学院の卒業が確定しました。
 
卒業にあたってこの3年間で変わったこと、成長したことをあげるのはキリがないのですが、大枠で6つ挙げてみたいと思います。(多いね。。でもまとめられなかったので。)
 
 
1:企業経営とはどういうものか全体像が頭の中に入った。これにより、今何が必要か、何を考えなければいけないかに迷わなくなった。
 
1つ目かつ、最大のポイントとして、「何を考えるべきか、何をやるべきか迷わなくなった」という点が挙げられます。
 
いわゆる「経営の定石」を頭に入れておくのは思った以上に意味もあることでした。
 
この3年間の学習時間はどれだけ少なく見積もっても2,000時間程度まではいっているようです。
 
この時間のかけ方は誇れることだし、これによって企業経営でやらなければいけないことは何か、今何が必要かを自分の頭で考えられるようになったのは非常に大きなことだと思っています。
 
もちろん細かいレベルでの悩みはあるわけですが、方向感がわからずどうしたらいいか右往左往するようなことがなくなったと思います。
 
 
2:自分の軸が決まり迷わなくなった
 
自分は何を成し遂げたいのかということをトコトン考えさせられるのもグロービスの特徴と言えます。
 
考える中で自分の軸と思える方向性が定まり、自分のキャリアの大きな方向性で迷うことがなくなりました。
  
 
3:素晴らしい仲間との出会いがあった
 
素晴らしい仲間との出会いは外せません。
 いろんな業種の、いろいろな職種の人とつながりができるというのは国内最大級のビジネススクールだからできること。
 
一緒に学ばせていただいた皆様には感謝してもしきれません。
 
 
4:自分ができないことを知り、謙虚さを覚えた
 
自分一人ではできないことが多いことを知りました。
そしてチームでやり遂げることの大きさも。
 
それにより、他者に対する謙虚さが身についたと思います。
まだまだかもしれませんが、以前と比べれば大違いです。
 
以前は自分で何でもやってしまいがちで、「自分でやった方が早い病」だったのですが、それがなくなったと思います。
 
 
5:自己肯定感が増した
 
この点も大きいのではないかと思います。
今まで何かをきちんと成し遂げたぞ!ということがなかったのですが、ここまでできるのだから(極端に言えば)今後やろうと思えばなんでもできると思えるようになりました。
 
自分の今後の方向性に自分自身が楽しみになるような感覚です。
 
 
6:日本企業のこれまでの歩みを知り、日本企業への、過去の先人たちへの尊敬の念を覚えた
 
これは入学時点で全く予期していなかったことですが、図らずも日本企業のこれまでの歩みと日本の歴史・歩みを学ぶことになりました。
 
特に最後の3ヶ月は自動車業界について学ぶことが多く、トヨタ自動車という会社(とその現場)について学ばせていただきました。
 
日本経済や日本社会をこれまで作ってきた方々への尊敬の念を自然と覚えるようになりました。
 
 
まとめ
一言でまとめるのは本当に難しいのですが、数年前とは全く別の人間になったと言ってもいいほど考え方の大転換があったと思います。
 
そして、このままのスピードで進んでいければどこまででもいける・なんでもできると(結構本気で)思ったりしています。 
 
今後世界で活躍することが最も大きな恩返しだと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
 

2016年3月に読んだ本の紹介

 
さて、今月読んだ本の紹介です。
 
好きなようにしてください
好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則

好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則

 

 

 海外勤務を命じられたら読む本

海外勤務を命じられたら読む本

海外勤務を命じられたら読む本

 

 

 未来の働き方を考えよう

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

 

 

 最高のリーダーは何もしない

最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!

最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!

 

 

 君はどこにでも行ける

君はどこにでも行ける

君はどこにでも行ける

 

  

 社会人英語部の衝撃

社会人英語部の衝撃―TOEIC(R)テスト300点集団から900点集団へと変貌を遂げた大人たちの戦いの記録

社会人英語部の衝撃―TOEIC(R)テスト300点集団から900点集団へと変貌を遂げた大人たちの戦いの記録

 

  

ハーバード あなたを成長させるフィードバックの授業

ハーバード あなたを成長させるフィードバックの授業

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  • 作者: ダグラス・ストーン,シーラ・ヒーン,花塚恵
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2016/01/29
  • メディア: 単行本
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 デービッド・アトキンソン 新・観光立国論

デービッド・アトキンソン 新・観光立国論

デービッド・アトキンソン 新・観光立国論

 

 

このさきトヨタ関連

 

 トヨタの強さの秘密 日本人の知らない日本最大のグローバル企業

 

 「タレント」の時代 世界で勝ち続ける企業の人材戦略論

「タレント」の時代 世界で勝ち続ける企業の人材戦略論 (講談社現代新書)

「タレント」の時代 世界で勝ち続ける企業の人材戦略論 (講談社現代新書)

 

 

 PDCAプロフェッショナル 

PDCAプロフェッショナル―トヨタの現場×マッキンゼーの企画=最強の実践力

PDCAプロフェッショナル―トヨタの現場×マッキンゼーの企画=最強の実践力

 

 

 

参考: 

[2016年1月に読んだ本]

[2016年2月に読んだ本]

 

2016年ここまで32冊

 

来月は少し厚めの、今まで積ん読にしていたものを片付けたいと思います。

 

アジアを理解するには今住んでいる人の話を聞くこと

 
つい先日、日本から来客がありました。
 
フィリピンの市場調査目的だったのですが、その中で自分で話をしながら「そうだなぁ」とおもったことがあったので書き残しておきます。
 
その話とは、「マニラはガラガラ変わっているので、過去のマニラを前提としたアドバイスは(特にBtoCのビジネスをしたい場合)あまり鵜呑みにしないほうが良い」というものです。
 
なぜそう思ったかというと、マニラに住みはじめた頃に、大変ありがたいことにこちらで住んでいくためのアドバイスを色々頂きました。
 
この場を借りて御礼申し上げるのですが、正直に言って役に立ったもの、役に立たなかったものがあった印象です。
 
その中の共通項としては、「今その場所に住んでいる人からのアドバイス」は非常に役に立った。
しかし、「今住んでおらず過去の経験で語られたものの中には役にたたないものもあった」という印象です。
 
 
ここからが今日の本題。
 
アジア(ここでは東南アジアを想定)の各都市というのは、めまぐるしく変わっていきます。
1年たったらガラッと変わってしまうなどというには日常茶飯事だったりします。
 
例えば、昨年の年末、シンガポールに1年ぶりくらいに行ったのですが、新しい施設が出来ていて、どんどん変わっていくその姿に驚きました。
 
それに比べると日本は大変stableです。東京や大阪では確かに新しい施設はできています。でも、ガラッと変わる印象は少ない。
 
それに比べると、人の認識というのはそんなに大きく変化しません。
 
◯年前はこうだった(から、今も大して変わらないだろう)という考えは日本では通用しますが、こちらでは通じない。
 
この認識がないと、過去住んでいた人からの「マニラは(ジャカルタでもKLでもいいのですが)ああでこうで」という話を鵜呑みにしてしまう可能性があります。
 
この「認知の歪み」みたいな状況はなかなか気がつきにくいのが特徴です。
 
こういった過去のアドバイスは先入観につながりかねず、意味がないくらいならいいものの、逆効果になる可能性があります。
 
アドバイスをもらうのはもちろんいいことなのですが、話半分で聞いておいて自分で確認するという姿勢が求められるのではないかと思うのです。
 
3月1日に出来たマニラ3軒目のシャングリラを見ながらそんなことを思ったのでした。
 
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では。
 

海外赴任時・駐在時のストレスにどう対処するべきか?


今日は自分自身の経験といろいろ調べた結果から、駐在員として海外で働く人のストレスとその対処法について書いてみたいと思います。


※なので、基本的には「私見」とそこに引用が混ざる記事になっています。というのも、僕はその方面の専門家ではありません。悪しからずご了承ください。

 

まずは、なぜこれを書いているかをはっきりさせておきたいと思います。

 

海外では「ストレスにどう対処するか」という厄介な問題がつきまといます。

それに関する記事はないこともないのですが、実際に現役で海外にいる人が意見を述べている記事をほとんど見かけることがありませんでした。

ならば、興味を寄せている自分が書いておくべきではと思いました。

 

ストレスについては、自分も今まさになんとか対処しているのですが、今後同じような悩みを抱える人の一助になれればとの思いでまとめて書いてみたいと思います。

 

 

ストレス耐性の重要性 

 

まずはじめに、海外で働くうえで必要な能力は何でしょうか?

 

語学力?

 

残念、どうやら違うみたいです。

 

グローバル時代の上手な採用:海外駐在員に求められるビジネススキル(1):グローバル採用 - コラム | 月刊総務オンライン

 

上記サイトによると、

1位は「適応力・柔軟性・精神力(ストレス耐性)」。2位は「対話力・ディベート力・交渉力」、第3位は「専門分野の専門性・技術力・問題解決力」となっていて、語学力は第6位だそうです。

 

この順位は 非常に興味深いので、別のテーマでも書いてみたいのですが、ストレス耐性や適応力がTOPに来ているのは注目するべきことです。

 

それだけ、いかに現地に適応できるか、ストレス因子を排除できるかというのは海外で日本企業の駐在員として働く人には重要なポイントとなるのでしょう。

 

 

何がストレスの原因なのか?

では、どのような要素がストレス因子として考えられるのでしょうか? 

海外で駐在として働くケースにおいては、以下のようなことがストレス因子としてあげられそうです。

  

オンの時間に現れるストレス因子

 - 日本のときよりも大きくなりがちな職務範囲

 - 新しい職務内容

 - 日本と異なる職場のルール

 - 日本と現地の板挟み

    - 異文化環境でのマネジメント

 - 言葉が通じないストレス

 - 現地語が話せないことで感じる疎外感

 - 商習慣・ビジネスルールの違い

    - 時差が引き起こす長時間勤務

オフの時間に現れるストレス因子 

 - 食事が合わない

 - 気候が違う

 - 日本と異なる生活習慣

    - 家族が適応できるか

    - (娯楽がなく)なにもやることがない

 

1つ目が日本と海外での習慣の違いなど、海外だからこその違いがあります。これはオンにもオフにも現れます。

 

もう1つが、オンのみのもので、職務に関するもの。日本でやっていたことと違うこと、広い範囲のこと、より高い職位でやるといったことがありえます。

  

どれも重要なのですが、「板挟み」についてのみ言及しておきたいと思います。

下記のサイトから引用させていただきます。

見えない病、働けなくなった駐在員 - 失敗から学ぶ海外人事

 

--引用はじめ--

 海外駐在員が感じやすいストレスとその対処法について

 

「慣れない異国の地」で、日本側の様々な要求事項を、言語・文化・習慣・就労意識・ビジネスの思考形態の全く異なる現地スタッフに説明して、納得させて、日本と同様の成果・効果・結果を出すのは、並大抵なことではありません。

 

生来、話好きな私自身、海外赴任してから半年間ぐらいは、無口になりました。
現地の事情が分からない日本側と、なかなか言うこと聞いてくれない現地との狭間で、板ばさみになってしまうのです。

 

この、「板ばさみストレス」が、私にとって、もっとも辛く感じることでした。

--引用終わり--

 

これ、あるあるですね。

当然、どういう形式の駐在かによって全く状況は異なるので、一まとめにすることは難しいのですが、一般的にはかなりあるのではないでしょうか。

 

いわゆる、「OKY=お前ここへきてやってみろ」 という言葉もここから生まれています。個人的にはとてもよく理解できます。

 

 

僕が感じたストレス・気持ちの変化

あくまで僕の実体験ですが、僕はこんなことを感じていました。

 ~最初の2か月:

  慣れる・日常生活を整えることだけで精一杯状態

  日々緊張が取れない状態

  一方、新鮮さはある。

3~5か月:
  慣れてきて、新鮮さがなくなる。

  いい点悪い点両方が見えてくる。

  このころから疲労がたまりやすくなり、体調を壊し始める。

6~9か月:

  単調なルーティンの繰り返しに飽きが出始める。

       誰からも理解されない孤独感が募り始める。

  将来に対して不安が芽生え始める。

 

上記はあくまで僕の例ですが、こんな例もあるようです。

半年前後というのが注意しておくべきポイントだなぁと思います。

 

なぜ中国駐在1年内に 「心の危機」が起きるのか : プレジデント(プレジデント社)

--引用はじめ--

最初の数カ月は中国社会に新鮮な驚きをおぼえ、興奮し、緊張しているが、生活に慣れていくうちに、だんだん中国社会のマイナス面が見えてきて、中国人社員とのコミュニケーションの取り方に悩み始める。

最初は気にならなかった食や水、気候、住環境の違いもストレスとなり、気分がイライラし、不眠や下痢が続くといった身体上の変化が起きてくる。

たいていの人は1年を過ぎると安定してくるが、適応障害や急性ストレス症候群になるケースの8割は駐在1年以内だ

--引用おわり--

 

いずれにせよ、半年くらいのタイミングはいいところも悪いところも見えてしまい、「こんなはずじゃなかった」と思ってしまいがちなタイミングのようです。

 

 

対策

では、対策です。抽象度が高い対策で申し訳ないのですが、以下を挙げておきたいと思います。 

 

精神面

1:話し相手を作る

   本音で話ができるというだけでストレスをマネージメントしやすい。

   家族がいるなら家族がベスト。

 

2:考えてもしょうがないことはしょうがないと割り切り、変えられることに集中する。

  他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。


3:相手に期待しない

  日本人・現地人両方に対してあまり期待しすぎないことが重要。

 

4:「こうあるべき」という思考をなるべくやめる。

 

体力面
1:体を鍛える。

  ジムに行くと気分が晴れたりするため。


2:十分な睡眠時間を確保する。


3:酒に頼りすぎない。

  とくに寝る前に酒を飲む量が増えると危険。

その他 
1:日本での生活習慣を一気に変えすぎない。

  新しいことを一気に始めようと思わず、徐々にやる。


2:(日本食があるところなら)日本食を食べるなど、食の不安を解消させる。

 

 

ただ、あえて厳しいことを言うと、自分のことは自分で解決するという意識が必要だと思います。

そういうことを乗り越える経験もその人を成長させることにつながるからです。

 

とはいえ・・

もしこれを読んでいるあなたに不眠・不安・憂鬱な気分・アルコールの量が増える等がある場合、絶対に無理しないでください。

 

専門家に相談する、一時的に日本に帰る等の対応を考えてください。

 

 

周囲の方へ

もし、上記のような症状が現れているようでしたら、ぜひ止めてあげてください。

詳しくは、こちらをご参照ください。

 

www.shiog.jp

 

また、企業側がサポートする仕組みをぜひ構築してあげてください。

 ストレスチェックが義務付けされた今だからこそお願いしたいものです。

  

 

いずれにせよ、人生でそう何回もあるわけではない機会ですので、トラップにはまらずなんとかよい経験にできるようにお互い頑張りましょう。